昨日は歩荷もなく、日中もさほど混まなそうだったため、9時半から15時までの長休憩。
どこにも出ずにゆっくりするぞ!という反面、こんなに天気もいいし、ここ最近横岳縦走もしてないし、なによりもいつものペースなら余裕で昼過ぎには戻ってきて残り2時間はゆっくりできるという打算もあったところに、支配人の奥さんからの一言が背中を後押し。
「かなり珍しいんだけど、ヒナリンドウって花の写真を撮ってこれたら八ヶ岳農場アイスクリームおごってあげるよー♪」
この八ヶ岳農場のアイスクリーム、本当はお客さんに販売するように上がってるんですが、本当に美味いんですよ!
ぼくはカメラとレンズ、それにヒナリンドウの写真が載っている花図鑑の3点をいれたウエストポーチを肩がけにして、意気揚々と小屋を出発。
この時期の稜線はピークは過ぎたとはいえ、まだまだ十分に花盛り。ダイコンソウやイワオウギ、イブキジャコウソウ、ムシトリスミレ、そして特に硫黄岳山荘周辺のコマクサの大群落は見事です。
しかしどんなに注意深く周囲に気を配りながら歩いても、お目当てのヒナリンドウは見つからず。広い稜線は最初に右側を歩いて、また戻ってこんどは左側を歩くという念の入れようだったのですが。
そしたらなんと「あ、ゴメン。あれは7月じゃなくて、6月の下旬だった(^^;)」 とな。
がくーん↓↓↓↓
ですよ、もう。
しかし、昨日は嬉しいことも待ってました。なんと、半年前にぼくがNZのマウントクックでガイドしたお客さんがテント泊でいらしてたんですね。
聞けば、そのときのNZ旅行が楽しかったので、また今年の年末年始も行ってきます、とのこと。潮の加減で違うルートを歩くこともあるコースと仰っていたので、ぼくらも歩いたエイベル・タズマン国立公園かもなぁなんて当時のことを思い出したりして、ひさびさにNZの空気を吸った気分でした。
NZを気に入ってまた行くんですなんて話を聞くと、なんだかNZを好きになってくれて嬉しいような、また一年後に行けるのが羨ましいような、むず痒い気分ですね(笑)
ぼくもまたNZに行きたいよぉ〜。