2009年3月28日土曜日

英文履歴書

大学時代は日雇いバイトなどを転々としていた関係で、これまでに書いた履歴書は数知れず。それでも「英文履歴書」を書いたのはこれが初体験!まったく書き方もなにも知らなかったので、インターネットで紹介されているページを見比べ、全体的なバランスを取りながらの作業となりました。果たしてこんなんで大丈夫なんだか(^^;)
どうもアメリカでは「resume」、イギリスでは「CV」と呼ぶらしいですね。ぼくが行くニュージーランドもイギリス式なのか「CV」と書いてありました。

両者の違いは?、、、といえば、英語で書かれているのはもちろんですが、もっと根本的な違いがあるんですねー。

まずは、1)決まった書式がない!
日本のように、コンビニに「履歴書」が売っていてそこに書いてある欄を埋めればいいようなモノじゃないんですね。じぶんで書式を決めて、じぶんでタイプ。やっぱり書くべき内容はだいたい決まってはいます。職歴、学歴、資格など。でもそれらをいかに解りやすく、効果的に書くかはそれぞれの自由なんです。

つぎは、2)個人情報は書かない!
これは採用にあたって性別や年齢などで差別をしないためのようです。個人の情報として記入するのは、名前、住所、電話番号、E-mailアドレス。以上!誕生日や年齢、捺印はおろか、写真すら必要ないんです。
むー…… まぁもちろん面接するときには直接顔をあわせるわけですが、それにしてもこういう制度がきっちり行われているってのはステキですね。なによりわざわざ写真を撮る手間とお金が省けるw

そして、3)職歴では正規雇用でもアルバイトでも対等に記入する!
日本では職歴欄にバイト歴なんか書いたら、それだけで「常識のないヤツだ」って落とされますよね?でも海外では違います。アルバイトだってそれなりの責任ある仕事。じぶんがしてきた仕事は正規雇用、非正規雇用にかかわらず評価してくれます。だから逆に、一流企業に籍をおいていたとて、そこでそれなりの成果をあげていなかったら低い評価しかもらえないわけです。
ぼくなんかいままで一度も正規雇用されたことがないのですが、こういうシステムならじぶんのやってきたことが無駄じゃなかったんだと、タイプしながら涙ぐんできそうでしたよ(T-T)しっかりとマクドナルドでマネージャーしていたことから、山小屋、MBSSのことまで書かせていただきました。

あと、これも書式のひとつですが、志望動機は別の書類として提出するのが一般的なようです。「カバーレター」と言うらしいですね。
採用係りのひとは、応募者の履歴書を開くまえに、まずこのカバーレターを読むそうです。それゆえこちらは、じぶんがその職に適している理由、その仕事への熱意などを的確にまとめられる文章力が必要になってきます。そのひとの第一印象を決める手紙ですからね。


現在、MBSSのPSIAイベントで仲良くなったCraigさんに紹介してもらったアウトドアガイド会社に置かせてもらえないか、良ければいつでも履歴書を送ります!のひと言を添えて、メールにて打診中。
これがダメならどこかのスキー場で、レストランの皿洗いスタッフでも良いから働ける場所を探さなくては……

返信よ、はやくこーーーーーーーーーぃ!\(>_<)/

2009年3月25日水曜日

妙高を終えて

昨日、3ヶ月いた妙高高原より東京の実家に戻ってきました。

最終日。午前中は赤倉観光リゾートで、午後は杉ノ原で、最後のゲレンデスキーをしてきましたが、AKAKANでもいよいよゲレンデ内に土が見えはじめ、杉ノ原に至っては三田原ゾーンは下部の田んぼが出てきて完全クローズ、杉ノ原ゾーンもゴンドラ一本の営業。
ちなみに杉ノ原スキー場、池の平スキー場は今週まで。AKAKANは4月以降は雪の残り具合を見てらしいですね。
しかし居候組がみんな妙高を去ってから、待っていたかのように冬型にハマるってのはこれ如何に(--;) ひさびさに帰ってきた自分の部屋が、(晴れた日は)半袖で行動していた妙高よりも寒いなんて……

なんにせよ、高野池ヒュッテの小屋開きツアーには参加しようと思ってますが、それが今シーズン最後のスキーとなる予定です。それがぼくのMBSSスタッフとしての最後のレポートになるでしょう。

妙高滞在中にお世話になった皆様、楽しく充実した時間を本当にありがとうございましたm(__)m


そしてそれからは、ここ"WIND, LAND AND STARS"は、もっとうっしー個人的なブログとなります。
具体的には5月中旬から行く予定の、ニュージーランド・ワーキングホリデーの旅に向けた動きを発信していくことになるでしょう。ま、けっこう寄り道もしそうですが。

とりあえず現在は、現地のスキー関係の会社を中心に求職中。

ぼくらテレマーカーの合言葉は Free your heel, Free your mind!
楽しんでいきたいですね♪

2009年3月21日土曜日

春の三田原山ツアー



今日は、雨予報の金曜日と日曜日の間隙を縫っての三田原山ツアー。
朝から快晴の真っ青な空は、絶好のオヤマ日和の証♪ぼくらが行った三田原山ももちろんですが、他にも赤倉山、前山とかなり大勢の人が山に登ったみたいですね。

うちらのパーティーは、いつものメインガイドのビルさんとサポートがぼく牛田。お客さんがBC初めてのご夫婦、BC2回目のご夫婦、そして山スキーでいらしたベテランのご夫婦の、合計8名。
ルートはいつものように杉ノ原スキー場のゴンドラと高速リフトを乗り継いで、スキー場最上部(標高1860m)から向かって左手の大きな谷を渡り尾根に出て、妙高外輪山の稜線(2300m)をめざし、その後笹ヶ峰への林道までオフピステを楽しみ、最後は杉ノ原スキー場の三田原ゲレンデに戻るというもの。

登りの途中から、BC初体験(つまりシール登行も初体験)のご夫婦がついていけなくなってしまい、外輪まで登った本隊とはわかれてしまいましたが、今回は前回のような混乱もなく対応することができたのが良かったです。別働隊はぼくが引っ張り、斜面をトラバースして本隊が滑ってくるであろうあたりで早々にランチタイム。外輪ほどの景色はありませんでしたが、茂みの脇で風も強くなく、余った時間で弱層テストの簡単な講習などもすることができました。
BCに入るには、道具を買い揃えるだけでは不完全。雪山で安全を確保するためのさまざまな知識をテクニックが必要なのです。この初BCだったご夫婦にも、また何回も山に入ることで強くなり、外輪までいけなかったリベンジをしていただきたいものですね。

ちなみに今日の弱層テストの結果は、コンプレッションテストで肩支点5回。かなり安定と考えて良さそうでした。(それ一回しかしていないのでもちろん100%ではありませんが……)
雪はといえば、ザラメなのですがそこまで深く潜ってしまうわけではなく、ちょっと重ためでしたがそれなりに快適に滑ることができました。こんな日は、上体常にフォールライン!下半身のひねりでターンすべし!!ですね。そうやってこまめなコントロールをしていかないと、埋まっていないヤブや、雪が少なくなって出てきたコブにいちいち対応できないのです。下の写真は、ベテラン山スキーヤーのIさん。果敢な滑りですね!


そういえば、今日はのっけからの強い日差しと春の暖かさに、ぼくは最初からジャケットをザックにくくりつけて半袖スタイル。上で昼食を食べているとき以外は結局半袖のままツアー終了まで滑ってしまいました。

もう3月も下旬、春ですね。

ぼくも明日が終わったらいよいよ妙高もあがり東京に戻るとき。
まだまだ春の特別ツアーなんかには参加しようとは思いますが、本格的なスキーシーズンの3ヶ月なんてあっという間なのがいつも悲しいうっしーでした。

2009年3月17日火曜日

春を告げる黄色

今日の天気は、朝方は雷をともなう雪のち雨、午後から晴れて、終日黄砂。

朝起きて窓を開けてみたら、ゴロゴロいう雷鳴とともに、見るからに重たそ~うな雪が降っていました。けっこう早朝から積もったらしく、宿があるあたりでも道路はしっかりと雪に覆われています。スキー場上部では20cmくらいは積もっていたでしょうか。

問題は、黄砂。

よく雪が降ったあとの景色を「一面の銀世界」、、、なんて言いますよね。
しかし今日のそれは「一面の黄土色の世界」!

もちろん雪は雪なので、そこまではっきりと黄色いわけではないのですが、こころなしかゲレンデ全体がゴーグルのレンズ越しに見たかのように黄色いのです。
それがもっとも顕著に出るのが、スキーヤーが滑ったあとのシュプール。積雪表面は、雪が解けるごとに中に含まれていた黄砂が浮かび上がって「黄色度」を増すのですが、スキーヤーやボーダーがそこを滑ると、その跡だけ白い雪が出てきて、黄色い斜面に幾筋もの白いシュプールが残るんですね。

しかももともと水分をたんと含んで重たそうな雪だったのに、徐々に晴れて気温が上がって……


恐ろしいほどに滑らない斜面!となっておりました(--;)


さながら、うちらがスキーで山に登るときに使う滑り止め用のシールを貼っているかのよう。
リフトに乗りながらゲレンデを見ていると、そこそこの斜度にもかかわらず、スノーボーダーの一団がターンもせず、ただただ板に乗って一直線にゆっっくりと動いています。普段はスポーツカーのようにゲレンデをカッ飛ばしているレーサー達が、滑り出しては引っかかり、ぼてんぼてんと転げています。われらがテレマーカーはもちろん、黄砂の滑り止めに板をとられては前のめり……
こんなゲレンデで金をとるか!?と、むしろもう笑いたくなるような一日でした。

もうすぐスキー場も終わりですね。ここの赤倉観光リゾートスキー場は、3月いっぱいまでの営業、その後は雪の残りしだいのようです。
ぼくはスキー場クローズよりひと足先に、今週の連休が終わったら東京に戻るつもりでいます。

きっともうそのころには、東京では桜が咲いてきれいでしょうね。

2009年3月15日日曜日

Parr Mark試乗会

今日はうちの赤倉観光リゾートスキー場にて、新潟は長岡にある山とアウトドアのお店「Parr Mark」による試乗会が行われました!

金曜日、土曜日は先週とまったく同じように強い低気圧による暴風雨で大荒れのお天気でしたが、今日は午前中は山にガスがかかっていたものの、ゲレンデは日差しが暑いくらいの好天気。もともと極度の暑がり屋さんのぼくは、朝からTシャツ半袖姿で滑らせていただきました♪
写真真ん中がぼく、両側は仲良しな常連さんご夫婦です。じつはちらりと不肖の相方も写っているのですが、、、黄色いウェアの端だけでしたね(笑)



居候している宿のお掃除を終えゲレンデに行ってみると、駐車場脇にParr Markの緑のテントが。
そこで身分証明書と五百円を渡して番号札をもらえば、あとは気になる板やブーツを借りるだけ。あとで他の参加者の番号を見ていたら、全部で50人くらい来たみたいですね。

皆さんなかなか(いや、かなり?)お上手なテレマーカーが集まっていらっしゃいましたが、なかにはテレマーク持ってないけど体験してみたいの。なんて方も借りてらっしゃいましたよ。
なかなかテレマークの道具を一式新品で揃えようと思ったら高いもの!円高で多少は安くなるのかと思いきや、相変わらず定価で揃えたらかるく十万はいっちゃいますもんね。ぼくも初めてちゃんとテレマークの道具を体験したのは軽井沢での試乗会でした。テレマークを始めてみたいけど、金銭的理由で始められないという方にはオススメですヨ。

3時からは試乗会参加者対象のお楽しみ抽選会も。
景品の中には、いま話題のBlack Diamond製のLEDランタン(なんと6000円以上!)や、折りたたみチェア、ワッフル焼き機など、キャンプ道具に強いParr Markならではのものもありました。
ちなみにぼくも、nalgeneのカラーボトル500mlをいただいてしまいましたvこんなオシャレ~な水筒はいままで使ったことがなかったので、ありがたく使用させていただきます。

昨年まであった売れ残り品大バーゲンがなくなっていたのが非常に残念でしたが、これだけの人数のテレマーカーが妙高に集まり、普段とは違う人たちといっしょに滑れる機会なんてのはほとんどなかったので、じつに愉しい一日でした。

もう間もなくシーズンも終わりですが、皆さんももし試乗会に参加できるチャンスがあれば、是非とも行ってみるとイイですよ。
きっと楽しい出会いが待っていることでしょう。

2009年3月12日木曜日

Self-Fulfilling Prophecy

今回のPSIAイベントでぼくが一番学んだことを今日ここで最後に書き留めておくことで、今年のPSIA日記の締めとしたいと思います。

"Self-Fulfilling Prophecy"

日本語になおせば「成功の自己暗示をかけることで未来を実現する」とでも言うのでしょうか?専門的には、オイディプス効果、自己成就効果とか呼ぶらしいですね。ここぞという一本を滑るとき、難しいラインをメイクしようとするときに、なにか特定の動作をすることで成功のイメージを自分に植えつける。
例えばCraigさんの場合、世界大会に出場したときや、レッスン中にどうしても完璧な手本を見せなくてはならないときに、斜面をむいた瞬間に意識をラインに集中し、イメージし、「ゴーグルの位置を直して、ストックを2回叩いて、こぶしで一回胸をトンと叩いて」滑り出すらしいです。ちょうどイチロー選手がバッターボックスに入ったときに、必ずあの同じ動作でバットを振り上げるのと同じなのでしょうね。

Craigさんは意識を集中させるトレーニングのために、それ専門のSelf-Fulfilling Prophecyトレーニングプログラムを受けたのだとか。そこで何回も何回も自分がこれまでに出来た最高のパフォーマンスを思い浮かべ、そのイメージをトレーナーに話し、すこしずつ動作とイメージをマッチングさせ、定着させるという手順を踏むのだと言っていました。
最後に胸をトンと叩くのは、Craigさん自身が思う自分の一番良いところが、上体が前に出ていて常にスピードに遅れない体勢をキープできることだからとのことでした。

実際、Craigさんが日曜日の午後に数人をつれてモーグルコースに入ったときは、いつもの陽気な彼とは一転。
それでもぼくたちに説明をしているときはまだ柔らかい雰囲気を残しているのですが、説明を終えて手本を見せるために斜面にむかった瞬間!うしろで滑り出すのをいまかいまかと待っているぼくらにもハッキリとわかるくらい、マジなオーラがCraigさんの背中から感じられたのでした。
それは正直恐くなるくらい。ぼくらは緊張感に包まれ、滑り出したCraigさんの華麗なコブラインを、ただただ唖然と目で追うばかり。
さすがに元テレマークモーグルチャンプの滑りは…… いったいこれの何が難しいのか、まったく疑問に思ってしまうような美しい滑りでした。

モーグルのコツは、
1)フォールラインまっすぐ上から最良のラインを見出す
2)コブを見ながらすべてのターンを滑り出す前にイメージする
3)イメージしたラインを滑りながらターン数を口に出して数えてゆく
4)まったく同じラインを、とにかく何回も何回も、前回よりひとターンでも多くできるように努力する

以上!だそうです。


果たしていつか自分がCraigさんのように滑れるようになるときが来るのか?

未来は神のみぞ知るところですが、ぼくなりの最高のターンをひとつでも多くできるよう、今回のレッスンを忘れずにテクニック&メンタル両面からもっと鍛錬を積んでいこうと思います。
また来年か、そうでなければいつかまた彼らと会ったときに、少しでも自分の良い滑りを見てもらうことができるように……

2009年3月11日水曜日

PSIAが終わって

さて、PSIAのイベントが終わり、ホッとひと息ついているうちに数日が経ってしまいました。
このページを読んでくださっている方は少数でしょうが、更新が遅くなってしまって申し訳ありませんでした(--;)

実に楽しい、CraigさんとTonyさんとの四日間でした。
かれらが月曜の早朝には帰ってしまうというので、日曜の夜は彼らの誘致者であるビルさんのお宅でサヨナラパーティー。はじめはビルさんお手製のピザを美味しくいただきながら飲めや踊れやの大騒ぎだったのですが、それでもテーブルに落ち着いて言葉を交わすうちにたがいに涙ぐんできてしまい、最後は「これはサヨナラじゃない。See you again!(また会おう!)なんだ」と、じつに名残惜しい会になったのでした。
そんな彼らが行ってくれたレッスンの様子を、いま改めてふりかえってみたいと思います。


[土曜日]

一般参加者15人。Craigさんが上のクラス、Tonyさんが下のクラスで、参加者の方には自分でどちらのコースに参加をしたいかを選んでいただきました。
昨年と同じくビルさんが下のクラスの通訳についたので、ぼくはCraigさんの通訳につきました。まずはCraigさんから「みんな今日は何がしたいか」というリクエスト募集。ショートターン、コブ、オフピステという要望に対しCraigさんが行ったのが、以下のこと。

・前足の足首を伸ばさない(ブーツのすねに割り箸を挟み、つねに意識をもっておくようにする)
・  〃  (足の前後切り替えのときにかかとを浮かす)
・上体をつねにフォールラインに向ける
・前後の切り替えよりも左右のエッジの切り替えを先におこなう(昨年のPSIAニセコ講習でも行われ、最近のSoul Slideにも載ってましたね)

これらのことを行ったうえで、まずは小さいコブで試したかったのですが、残念ながらちょうど良いコブコースがない……ということをCraigさんに伝えたら、なんと彼が選んだのはコース脇。コース内とコース外の斜度が変わっている場所で、その背骨のように盛り上がったラインをコブに見たてての練習をしたのでした。
これなら初めてコブを滑ろうとする人でも怖がらずに練習でき、ゲレンデレッスンもアイディアしだいで色々楽しめるものなのだと勉強になりましたよ。

途中からCraigさんとTonyさんが入れ替わり、Tonyさんによる滑りのムービー撮影。
レッスン自体は3時頃に終わり、その後はゲレンデ下のカフェテリアにてTonyさんのデジカメをPCに接続しての映像解析レッスンが開校。参加者皆さん、じぶんの滑りを改善するポイントを教えてもらおうとカフェテリア閉店のぎりぎりまで、熱心にTonyさんに詰め寄っておられたのが印象的でした。こういう、その場で滑りをコマ送りにして解説してもらえるというのは良いですね。実にわかりやすい。

その夜は、赤倉ユアーズインにてビルさんによるK2スキーnewモデルのプレゼンテーション。
新板や新ヘルメット、さらには新たに開発されたK2シールやK2伸縮ストックも。なかなか機能的で面白い機能がそろっていたのですが…… 値段は?(--;)みたいですね。


[日曜日]

この日は参加者11人。午前中はチーム分けをせずに全員ペアをつくって、互いに滑りのポイントを確認しながらの交互滑走でした。左右エッジの切り替えや腕が上がりすぎないためのストック引きずり滑りなど。

午前中の最後はスケーティング。え?いまさら何故スケーティング?なんて顔をしていた参加者が多かったのですが、これが改めてやってみると意外にちゃんとできない人が多いんです!読者のスキーヤーの皆さんはできますか?
きちんと片足に「乗る」ことができないと、きれいなスケーティングはできないのです。アメリカで初めてスキーを履く人は必ず(アルペンでもテレマークでもクロカンでも)、最初はスケーティングから教わるそうで、何故日本人でスケーティングができない人が多いのか、本当に不思議がっていました。「日本のスキーヤーは、初めて板を履いたときどうやって移動したんだい?」とCraigさん。考えてみるに、日本のスキー場では平らな場所がずっと続いているようなコースがないんですね。リフトで上がれば、あとは滑るだけで下りられちゃう。
実際にやってみると、最初は怪訝な表情だった参加者の皆さんも納得顔でしたね。

午後は特にコブを攻めたい人だけがCraigさんに連れられて、モーグルコースに。ぼくも通訳としてこちらのコースについていったのですが…… このときのことは、また明日にでも書くことにしましょう。
普段は笑いと楽しい雰囲気を絶やさないCraigさんが見せた「マジ」な滑りは、もう脳裏に焼きついて忘れられないでしょう。

最後にまたゲレンデ下のカフェテリアのテラスに全員集合し、二日間のおつかれさまでしたと、お二人からの挨拶があって、無事にPSIA in MYOKO!のイベントが終了したのでした。


もちろんイベント主催者としては反省してまだまだ改善すべき点がたくさんありましたが、どうやら参加者の皆さんにも、妙高に来てくれたPSIAのお二人にも、満足していただけたようなので良かったです。
てれまくりと日程が重なってしまい参加者が伸びなかったのも反省点のひとつでしたが、逆に参加者の方ひとりひとりとPSIAの接する時間が延びたのもまた事実。てれまくりも、参加者が増えすぎて逆に楽しくなくなってきたとおっしゃる方がいましたが、このバランスがイベントを主催する上での難しいポイントですね。

それでも、来年はもっと盛り上げたい! (と言っている私が来年もここにいるのか未定なのですが^^;)
今年参加してくださった方も、今年は参加できなかった方も、皆さまの来年のご参加を是非ともお待ちしております。
本当にありがとうございましたm(__)m

2009年3月7日土曜日

PSIAゲレンデ初日終了!

ふぃ~(^^;) ようやく今夜のパーティーが終了しました。
昨日はウエルカムパーティー、今日のは初日お疲れさまパーティー(?)

赤倉ユアーズインにて行われた立食形式のパーティーでは、お酒やらお土産やらが飛び交い、K2のニューモデルの紹介あり、日中撮影したビデオを見ながらのワンポイントレッスンありで大盛り上がり。
もう何回目なのかもよく覚えていないくらいの頻度で行われている宴会ですが、一般ゲストの方々のお力添えもあって相も変わらずの楽しゅう時間を過ごさせていただきました。

もちろん日中のゲレンデレッスンも、眼からウロコのためになるのはもちろん、ゲストを楽しませる術を十分に心得た彼らのレッスン運びはじつに勉強になりましたよ。


……じつはスタッフ側のほうには、改善すべき重要な点もあったのですが、レッスンの様子も含め、内容の詳細はまだ後日に落ち着いてからというわけで。

今日のところは、明日に向けて、おやすみなさいzzz...

2009年3月6日金曜日

PSIAツアー改め、机上講習

というわけで、今日はPSIAのおふたりと一緒に赤倉山ツアー…… だったはずなのですが、本日は生憎の二ツ玉低気圧。仮にも気象予報士を目指していた(そう、わたくしちょっと前まで気象予報士を目指していたのです^^;)ような者が見逃すな!って話なのですが、ともかく今日は朝から南からの強風と冷たい雨。

軒並み各スキー場のリフト・ゴンドラは止まってしまい、当然ツアーも中止。それでもせっかく集まってくださった一般ゲストをそのまま解散させてしまうのも申し訳ないというクレイグさんとトニーさんの申し出により、急遽スクール事務所での机上講習会に変更!

僕自身は午前中に別件のレッスンがあったので前半の内容を直接は聴けなかったのですが、BCにおける便利道具などの紹介をしてくれたらしいです。午後も、PSIAのおふたりが妙高に来るまえに北海道でおこなった講習会の映像を使いながら、よりハイレベルな滑りになるためのスリーポイントセミナー。

まだ明日、明後日のゲレンデ実践セミナーで復習するでしょうから、今日のところは詳細はあえて伏せさせていただきますが、一般に日本のトップライダーと呼ばれるような人たちもまだまだ修正の余地のあるポイントなのだとか。参加者全員、明日以降のゲレンデセミナーがより一層楽しみになってきましたよ♪

さらには常連のお客さまであるYさんが、アメリカからの賓客のために茶道のお茶立てをしてくださったり、自衛隊から参加してくださったSさんが自衛隊の雪山部隊の装備やテクニックを紹介してくださったりと、一般ゲストの方々の技もキラリと光った講習会でした。

そして夜は、今度は一般ゲストの皆さまもいっしょのウエルカムパーティーでした。

中華料理屋のお座敷を貸しきっての宴会。昼間もさんざん楽しい会話を交わしたあとだったので、もはや通訳や余計な説明も必要なく、全員でおいしいビールと中華料理をいただきながらの歓談タイムを満喫したのでした。
きっと今ごろは二次会会場、おなじみの「ぽん太郎」でも大騒ぎなことでしょう。


"No fun, No ski" 「 楽しくなくちゃ、スキーなんかする意味ない」 これがわれらがトニーさんのお言葉です。

ゲストに楽しんでもらうこと、これがぼくらホストの使命。天候が悪い日は、スキーで滑らなくったってゲストを楽しませる方法がいくらでもある、ということを教えられた一日でした。
うーむ、勉強になりますね。

2009年3月5日木曜日

PSIA with 小学生

さて、いよいよ明日から今年度のMBSS最大のイベント"PSIA in Myoko!"がはじまります!! 簡単にスケジュールをここに記すと、

金曜日 杉ノ原スキー場~赤倉山ツアー 夜はウエルカムパーティー
土曜日 赤倉観光リゾートスキー場での2グループに分かれてのゲレンデセミナー もしかしたら夜は赤倉ユアーズインにておしゃべり(プレゼンテーション)など
日曜日 同じく赤倉観光リゾートスキー場でのゲレンデセミナー

と、なっております。

日本に数少ないテレーマーク雑誌である「Soul Slide」の最新号にも昨年の北海道でのレポートが載っておりましたが、とにかくかれらは「楽しい」ことが大好きな連中なのです。
BCはもちろんですが、ゲレンデセミナーでも技術を教わるという感覚よりも、いっしょに楽しく遊んでいる(まさに英語でいうhave fun!な感じですね)のに近いんですよね。それでいて、知らないうちに滑りが上達するポイントを教わっているような。
一般参加者の方が少ないのが少しさみしいところですが、これからの数日間がすごく楽しみですね♪


というわけで昨晩は内輪の歓迎会、今日は地元小学校の総合教育授業のお手伝いに行ってきました。
歓迎会はスクール御用達の居酒屋「ぽん太郎」で、まずは彼らの自己紹介から。


写真右が、昨年も来てくださったPSIAナショナルノルディックチームのコーチであるクレイグ(Craig Panarisi)さん、左がそのクレイグさんにテレマークを教えた超ベテランテレマーカーのトニー(Tony Forrest)さん。
なにせ昨年も来てくれた気安さから堅苦しい挨拶はまったくなしで歓迎会ははじまり、日本食大好きという彼らに、豆腐から魚からいかの塩辛までたんと堪能していただいたのでした。途中からは、クレイグさんがとなりのテーブルにいた観光リゾートの若いバイト従業員グループもまき込み、大盛り上がり!じつに楽しい夜でした。

そして今日は、地元小学校の総合教育授業の一環として行われた池の平にあるビジターセンター周辺の自然散策のお手伝いに、MBSSツアーガイドのビルさんとPSIAのおふたり、それにぼくで行ってきたのでした。
ぼくら四人は裏に滑り止めのウロコが刻まれたステップソールのテレマークスキーで、子供たちはみんな自分のクロスカントリーの板。新潟の小学生は全員myクロカン板を持っているのです!地元の人たちがスキー上手なわけですよね(^^;)
授業ではビルさんが冬の自然のこと、たとえば雪面に残された動物の足跡やヤドリギなどの植物について話し、PSIAのおふたりはデコボコあり、ジャンプあり、倒木くぐりありの障害物ショートトラックをつくって、最後はみんなでビーコンをつかった宝探しをしてもらい、子供たちに楽しんでもらったのでした。
子供たちも天気の良くて暑すぎるくらいの天候のなか、ちょっとした遠足気分で、スタッフがみんな英語で喋っているのもたいして意に介さずにワーワーキャーキャー、雪とスキーで遊んでくれていたので嬉しかったです。
やっぱりこういう土壌が、本当にスキーの出来る選手を生んでいくんだなと、ちょっと感心しました。
明日のツアーは、残念ながらぼくはゲレンデレッスンが入ってしまい泣く泣く不参加なのですが、参加する皆さんには心ゆくまで楽しんでもらえればと思います。

2009年3月2日月曜日

PSIA、妙高入り?

今年の妙高は、積雪量が増えたり減ったり。たま~に雪が降って積もったかと思うと、日中の暖かさでどんどん解けて、路肩の雪壁が30cmくらいになってさすがにヤバイのでは……と心配になるとまた雪が降る、というサイクルでなんとか続いております。

そんな苦しい状況ではありますが、いよいよ今週末には前述のPSIAのイベントですよ!

まだぼくは未確認ですが、噂ではもう今晩から妙高入りをしているのだとか。

イベント自体は金曜日からですが、彼らは明日からゲレンデかどこかで滑ってるんですかね!?是非ともプライベートでも滑っているところを捕まえて(笑)ご一緒させていただきたいものです。はい。

今年のPSIAは、白馬での「てれまくり」と日にちが重なってしまったこともあって、昨年度より参加者減。告知が遅くなってしまったのが痛いところですね(--;)
しかし、「てれまくり」と比べて国内の有名テレマーカーの参加も豪華な景品もありませんが、イベント終了後、あなたの滑りが上手くなっているという意味では間違いなくこちらのほうが上でしょう。それは自信ありますよ!!(>_<)/

まだまだ直前まで参加申し込み受け付けておりますので、ご連絡をお待ちしておりまーす!