今日一日で撮影できた分なんて、実際に放映されるときには15秒にもならないだろう。いやはや、撮影とは大変なものである。
8月14日(金)
テンプルベイスンをチェックアウトした前日のうちに、アーサーズパスからクライストチャーチ経由でハンマースプリングス(Hanmer Springs)という町に移動。この町をベースにしたクラブフィールドのスキー場が、この日と翌日に滑るMt.Lyford Alpine Resort('ML')とHanmer Springs Ski Area('HS')の二つなのであるが、こちらのほうが比較的天候が良かろうというのをネットの天気予報サイトで見て、Mt.Olympusに行くはずだった予定を急遽変更したのである。
夜、ぼくの運転でクライストチャーチから北に向かいハンマースプリングスを目指している途中、100km/hほどで走っていたトラックを抜こうとして失敗。車がスピンして路端の草地に落ちて危機一髪、危うく死ぬところだった(--;)
マウント・ライフォードに向かう山道はさすがに運転に慣れているうにかさんにお願いしたのだが、それでも氷あり落石ありの未舗装道でなかなかの悪路であった。パンフには'one of the easiest rode'とあったのだが、いったいどのへんが?という気分である。

しかしアクセスはともかく、ここのスキー場はかなり気に入った。コースマップを見ても分かるように、まずクラブフィールドのわりにリフトが多く、スキー場が広い。ファミリー向けのきつくない斜度が多いとはいえ、Mt.Terakoの裏側やLyford Faceをハイクすればこれでもか!という大斜面やノートラックのまっさら斜面を楽しめる。テンプルベイスンとは一転、春のような快晴の下でのザラメ斜面大滑走!
いかにも地元らしい家族がちいさい子どもたちをつれてきていて、ちびっこがおっかなびっくり滑ってはロープトゥでまた登ってゆく姿はじつに微笑ましい。そしてロッジには二匹の雪崩救助犬が常駐(?)している。パトロール曰く「オフピステを滑るときは(救助犬が埋没者を発見しやすいように)200gのラムステーキを持ってきて懐にいれておきなさい」、だそうであるw 今回は一番下のDeer Valley Pomaは動いていなかったのだが、それでもぼくらはTerako Rope Towを中心に、ベース正面のMt.Terakoの裏側やむかって右側のLyford Faceへのハイクを満喫した。
人の少なさや、初心者から上級者まで、オフピステからパークまで、全体的に難しすぎないけれどもバランスの良いゲレンデ構成で、ぼく的には今回の旅行のなかでももっとも気に入ったスキー場の一つであった。
8月15日(土)
前日のマウント・ライフォードの悪路に懲りて、ハンマースプリングスの町からハンマースプリングススキー場までのシャトルを頼む。ここは、このスキー場を運営しているスキークラブの名前から、別名Amuri Ski Feildとも呼ばれているらしい。シャトル代は一人$38。距離のわりには高いが、悪路でレンタカーが立ち往生する危険を考えれば仕方あるまい、、、なんて思っていたら、このシャトルのバンがスキー場に行く途中に通る牧場の真ん中でエンコしてしまった。

スキー場はベースロッジからロープトゥが一本と、それより長いポマリフトが一本の、いたってシンプルな構成。前日同様、雪はザラメの春スキーで、むしろ少し雲も出ていたくらいなのだが、なぜかハイテンションの下着だけで滑っている集団(うち一人は女性で、しかもテレマーカー!)なんかもいて、なにやら非常に愉快な印象を与えたスキー場であった。
というか、広さはライフォードほどではないが、それなりに長い斜面をオフピステで楽しめるので一日いても飽きることなく滑っていられる。これもやはり、オフピステ(未圧雪)が売りのクラブフィールドならではのことだろう。仮に同じ広さのピステ斜面なら、半日もせずに飽きてしまうに違いない。
8月中旬といえば、日本でいえば2月中旬。まさに厳冬期もど真ん中なはずなのに二日連続の半袖スキーで、ここのクラブのひとに訊いたら「今年は春の始まりが早いね」といっていた。他のスキー場で訊いても、今年は季節が例年よりも2~3週間「前倒し」なんだそうだ。
終日スキーを楽しんだあとは、Maruia SpringsというHanmer Springsからさらに70kmほど内陸の温泉へ。懐かしの新潟県は妙高温泉、ホテル秀山によって開発された温泉だけあって、フロントも日本人、湯も40度以上の硫黄泉と、申し分のない立派な「温泉」であった。もしあなたが日本の「温泉」に想いを馳せるNZ長期滞在者なら、(交通の便はよくないが)一度行ってみることを強くオススメしたい場所である。
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