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2010年9月13日月曜日

再び、笠ヶ岳へ

さてさて、相方こたろうは無事に黒部川源流部を巡る縦走から戻ってきて、ナニヤラ素敵な写真をupしているではないですか。いいなぁ、うらやましいなぁと思うぼくが、今週は休暇をもらってふたたびこたろうの働く笠ヶ岳山荘を目指そうとおもいます。

前回登ったときは折りしも梅雨明け直前の豪雨で、岐阜県内にも大雨・洪水警報が出ていたくらいのドシャ降りのなかを笠ヶ岳山荘に到着。けっきょく二泊三日したものの、その間一瞬たりとも雨混じりのガスと風が治まることはなく、小屋から徒歩10分(?)の笠ヶ岳に登頂するどころか、三日間小屋から一歩も屋外に出ることなく終わってしまったのでした……
学生時代からぼくは北アルプスに縁がないのか、北アは行くたびに嵐を経験しています。そしてそのことを笠ヶ岳山荘のひとに言ったらぼくは「相当の雨男」という印象を与えてしまったらしく、今回こたろう経由で「行きます」と言ったら、彼女は「その日はヘリの予定が入ってるから、別の日にしてもらえない?」と返されたそうな。笑
いまのところはそんなに天気予報は悪くなさそうだけど、、、さてはて、どうなることやら(^^;)

今回こそは、笠ヶ岳登頂したいなぁ。

2010年7月16日金曜日

笠ヶ岳山荘へ

7月12日 新穂高~わさび平小屋(1時間)

早朝に長野を出発し、松本で平湯温泉バスターミナルまでのバスに乗り換える。平湯温泉は豪雨。梅雨時期の登山に雨は付き物とさして気にもせずに新穂高温泉行きの路線バスに乗るも、到着してみたらそこの観光案内所のおばちゃんに「いま大雨洪水警報が出てるから今回は諦めなさいよ」と諭される。
本当はわさび平から小池新道を登って鏡平山荘まで行こうと思っていたが、予定を変更し、今日は林道途中にあるわさび平小屋まで行き翌日笠新道を登って笠ヶ岳山荘に向かうことにする。わさび平小屋の手前に、今回の大雨で林道上の斜面が崩落している箇所があるが、歩いて通過するぶんには問題なし。
わさび平小屋は快適な風呂もありご飯もまぁまぁ、びしょ濡れになった雨具なども強力な乾燥室で完璧に乾き、なかなか良い小屋だった。一泊二食8000円。

7月13日 わさび平小屋~笠新道~笠ヶ岳山荘(5時間30分)

朝食を5時半に用意してもらい、準備ができたら前日の林道を10分ほど戻り笠新道入り口へ。明け方はいったん止んでいた雨がまた降り出しているが、暖かいので雨具は下のみ、上はTシャツ。
樹林帯の急登をひたすら登る。雨は弱まるどころかますます強く、休憩ごとに手拭いとTシャツをバケツ内の雑巾のように絞る。1800m付近の岩屋が雨宿りに最適でナイス。杓子平まで3時間半。杓子平から稜線までのあいだはまだ残雪が残っており、稜線直下は30mほどだが雪の急斜面をアイゼン・ピッケルで直登する。4本刃じゃなくて12本を持っていって本当に良かった。さすがは(?)北アルプス。八ヶ岳とそこまで標高は変わらないのに、残雪の量はケタ違いだ。こたろう、ナイスアドバイスをありがとう。杓子平から上は、さすがに風が強いので上もアンダーと雨具を着る。周囲は雨とガスでまったく展望がきかないが、雄の雷鳥を一羽だけ見た。
12時ちょうど、相方の働く笠ヶ岳山荘着。濡れたものを乾燥室に掛けおき、昼食に笠ヶ岳自慢の(?)「播隆ラーメン」をご馳走になる。旨い。冷えた身体に最高だ。その後も、食堂にある薪ストーブのまわりで他の小屋番さんたちとおしゃべりしながら過ごす。ほかにお客さんもいなかったため、ウチ飯を一緒にいただく。マヨネーズスープ、鶏皮炒め。

7月14日 笠ヶ岳山荘もう一泊

天候の変化はまったくなし。終日驟雨とガスが渦巻くので、歩いて10分の笠ヶ岳山頂にも行かず(むしろ一歩も外に出ず)まったりして過ごす。こたろうとバラの折り紙を折ったり、スラックラインを張って綱渡りしてみたり、暖かいストーブ周りでごろごろマンガ読んだり。この小屋はじつにマンガがよく揃っている。これならどんなに暇でも飽きることはないだろう。しかしぼくが持っていったお土産書物のなかでもっとも人気を博したのは『岳』最新刊でも『もやしもん』最新刊でもなく、例の行者小屋特集が載った『PEAKS』であった。やはりカラーページが多いのと、取り上げるファッションが若者向きなのとで好印象を抱くのであろう。
この日も客はおらず。夕食は鳥の軟骨炒め、カボチャサラダ、アジの干物など。

7月15日 笠ヶ岳~笠新道~新穂高(3時間45分)

今日もまったく同じ天気がつづく。もう今回の滞在では山頂は諦め。
朝食後パッキングをし、こたろうや小屋の皆さんに見送られてふたたび雨のなかへ。下りは笠新道を4時間とみていたが、実際は笠新道入り口まで3時間。さらに林道を1時間弱だった。

けっきょく今回の滞在では槍穂高どころか小屋からわずかの笠ヶ岳すら見ることができなかったが、もともと目的は笠ヶ岳山荘で「まったり」することだったからまぁ良しということで。なんたって休暇中だもんね♪
ひさびさにこたろうとも会えたし、小屋も若オーナーさんの下和気藹々としたじつに良い雰囲気だったのでむしろ羨ましく感じるくらいであった。

9月の休暇にでも、また来よう。

2010年6月10日木曜日

妙高高原と戸隠山へ

月曜日に地元の熊谷からでてきた相方こたろうと長野で合流。
先に長野に到着してこたろうを待っていたら、駅前の交差点でばったりザックを背負った元赤岳鉱泉従業員のAくんと出会い驚き。聞けばこれから友人たちと戸隠山に行くとか。

合流後、ぶらりと善光寺参りをし、夕方妙高高原へ。毎年冬にお世話になっている赤倉ユアーズ・インに荷物を下ろす。ここのオーナーが妙高バックカントリースキースクールも経営しており、ぼくは毎年冬になるとこのスクールで生徒さんにテレマークを教えたり、週末のバックカントリーツアーでサポートをしたり、宿のお手伝いをしたりして暮らしている。
このご主人は「妙高自然ソムリエ」という肩書きも持っている方で、夏は(ペンション経営はもちろん)妙高や黒姫周辺の登山ガイドとして活躍されている。もともと神奈川大学山岳部の出身で、山岳部のセブンサミッツの一環でマッキンリーにも登頂し、エベレストの遠征にも参加した御仁である。(エベレストは隊としては登頂するも、自身は7000mまで)

夕食では家族の皆さんとニュージーランドの報告やエベレストのお話を聴いたりして、最後は自慢の温泉に浸かる。ぼくらがいないあいだに改装されていたお風呂はより綺麗になっており、何ヵ月ぶりか知らぬ熱々の温泉に身も心も蕩けそうだった。

翌日はご主人に、今度お客さんをつれて戸隠山を案内しないといけないんだけどいっしょに下見に行かないかと誘われて、もちろんそそくさと山準備。サブザックのないぼくは、空気を抜いてコンプレッションできる防水スタッフバックに雨具や水を入れ、それにテープスリングを通してバックパックのように背負えるように工夫した。

ぼくも相方も初めての戸隠山は戸隠神社の奥社から、登山届けを提出して入山。
最初は新緑が瑞々しい山の斜面を急登。道は次第に鎖場の連続となり、稜線でてからの蟻の塔渡り(戸渡り)なんかは噂に違わぬ高度感で、迫力満点な岩の痩せ尾根であった。
あそこを中高年のお客さんを8人も連れて登るのは大変だろうなぁ……

前日長野で遇って戸隠へ行くといっていたA君らは、ぼくらより前のほうを歩いていたのが見えて何度か大声で叫んでみるも通じず、途中からは違う方面へ下ってしまったので、二度目の邂逅はならず。
彼らは来年のいまごろ、アラスカに飛んでマッキンリーをノーマルルートから登るつもりらしいので、是非頑張ってもらいたい。

山頂からは樹林のみちを氷清水の沢筋に沿って、戸隠牧場のほうへ下りる。下りきったところで美味しい戸隠そばと曲がり竹の汁物をいただいて、車道を半時間ほどでスタート地点の奥社駐車場に戻ってきた。
ここまで来たついでに、最後は戸隠忍者の資料館や迷路のようなからくり屋敷で遊んで宿へ帰る。

予報のわりに天候も良く、道中はなかなかスリリングで下山後のお蕎麦も美味かったし、愉快な休日であった。