2010年7月16日金曜日

笠ヶ岳山荘へ

7月12日 新穂高~わさび平小屋(1時間)

早朝に長野を出発し、松本で平湯温泉バスターミナルまでのバスに乗り換える。平湯温泉は豪雨。梅雨時期の登山に雨は付き物とさして気にもせずに新穂高温泉行きの路線バスに乗るも、到着してみたらそこの観光案内所のおばちゃんに「いま大雨洪水警報が出てるから今回は諦めなさいよ」と諭される。
本当はわさび平から小池新道を登って鏡平山荘まで行こうと思っていたが、予定を変更し、今日は林道途中にあるわさび平小屋まで行き翌日笠新道を登って笠ヶ岳山荘に向かうことにする。わさび平小屋の手前に、今回の大雨で林道上の斜面が崩落している箇所があるが、歩いて通過するぶんには問題なし。
わさび平小屋は快適な風呂もありご飯もまぁまぁ、びしょ濡れになった雨具なども強力な乾燥室で完璧に乾き、なかなか良い小屋だった。一泊二食8000円。

7月13日 わさび平小屋~笠新道~笠ヶ岳山荘(5時間30分)

朝食を5時半に用意してもらい、準備ができたら前日の林道を10分ほど戻り笠新道入り口へ。明け方はいったん止んでいた雨がまた降り出しているが、暖かいので雨具は下のみ、上はTシャツ。
樹林帯の急登をひたすら登る。雨は弱まるどころかますます強く、休憩ごとに手拭いとTシャツをバケツ内の雑巾のように絞る。1800m付近の岩屋が雨宿りに最適でナイス。杓子平まで3時間半。杓子平から稜線までのあいだはまだ残雪が残っており、稜線直下は30mほどだが雪の急斜面をアイゼン・ピッケルで直登する。4本刃じゃなくて12本を持っていって本当に良かった。さすがは(?)北アルプス。八ヶ岳とそこまで標高は変わらないのに、残雪の量はケタ違いだ。こたろう、ナイスアドバイスをありがとう。杓子平から上は、さすがに風が強いので上もアンダーと雨具を着る。周囲は雨とガスでまったく展望がきかないが、雄の雷鳥を一羽だけ見た。
12時ちょうど、相方の働く笠ヶ岳山荘着。濡れたものを乾燥室に掛けおき、昼食に笠ヶ岳自慢の(?)「播隆ラーメン」をご馳走になる。旨い。冷えた身体に最高だ。その後も、食堂にある薪ストーブのまわりで他の小屋番さんたちとおしゃべりしながら過ごす。ほかにお客さんもいなかったため、ウチ飯を一緒にいただく。マヨネーズスープ、鶏皮炒め。

7月14日 笠ヶ岳山荘もう一泊

天候の変化はまったくなし。終日驟雨とガスが渦巻くので、歩いて10分の笠ヶ岳山頂にも行かず(むしろ一歩も外に出ず)まったりして過ごす。こたろうとバラの折り紙を折ったり、スラックラインを張って綱渡りしてみたり、暖かいストーブ周りでごろごろマンガ読んだり。この小屋はじつにマンガがよく揃っている。これならどんなに暇でも飽きることはないだろう。しかしぼくが持っていったお土産書物のなかでもっとも人気を博したのは『岳』最新刊でも『もやしもん』最新刊でもなく、例の行者小屋特集が載った『PEAKS』であった。やはりカラーページが多いのと、取り上げるファッションが若者向きなのとで好印象を抱くのであろう。
この日も客はおらず。夕食は鳥の軟骨炒め、カボチャサラダ、アジの干物など。

7月15日 笠ヶ岳~笠新道~新穂高(3時間45分)

今日もまったく同じ天気がつづく。もう今回の滞在では山頂は諦め。
朝食後パッキングをし、こたろうや小屋の皆さんに見送られてふたたび雨のなかへ。下りは笠新道を4時間とみていたが、実際は笠新道入り口まで3時間。さらに林道を1時間弱だった。

けっきょく今回の滞在では槍穂高どころか小屋からわずかの笠ヶ岳すら見ることができなかったが、もともと目的は笠ヶ岳山荘で「まったり」することだったからまぁ良しということで。なんたって休暇中だもんね♪
ひさびさにこたろうとも会えたし、小屋も若オーナーさんの下和気藹々としたじつに良い雰囲気だったのでむしろ羨ましく感じるくらいであった。

9月の休暇にでも、また来よう。

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