前日までの予報では、月曜日曇り、火曜日雨だったにもかかわらず、薄雲はでているものの今日も晴れ。'Ski hte Tasman'を催行しているAlpine Guides社に確認の電話をしたら、ばっちり決行とのこと。有視界飛行のセスナ機を利用するというツアーの性質上、晴れていて風が荒れていない日にしか行われないため、確実にツアーに参加したければ必ず予備日を設けておくようにと言われていたのですが、、、予報が外れて良かった良かったv(^^)
いそいそと荷物をまとめて車に乗りこみ、9時半にマウントクック空港へ移動。ここは空港といっても国内線の定期便すら飛んでいない、本当にScenic Frights(遊覧飛行やヘリスキーなどのための飛行)のみに使われている小さな空港で、建物内にはスキープレーン(氷河上に着陸するためにタイヤに特別なスキーを装備した飛行機のこと)会社用のカウンターと、ヘリコプター会社用のカウンターがひとつずつあるばかり。
10時半、参加者全員が揃い、雪崩ビーコンの簡単な使い方レクチャーが終わったら、いよいよセスナに乗り込んで出発!!
狭い機内にスキー板とみなのバックパック、それにパイロット、Alpine Guides社のガイドが2人、ぼくらを含めた参加者6人の計9人が詰め込まれ、発動機のわななきとともにプロペラの速度がどんどん増し、滑走路をすこし走ったとおもったら、もう機影ははるか地表に置き去りに。飛行機操縦士であったサン=テグジュペリの『人間の土地』が座右の一冊であるうっしーにとって小型飛行機に乗ることは数年来の夢であり、「空を飛ぶ」ということがまだそれほど一般的でなかった時代に、こうして(現在のジェット機のように高度10000mとかではなく高度3000mくらいの)機上から住み慣れた地表を「見下ろす」ということがどれだけ感動的であり、また同時にショッキングなことであったか、想像するに余りあるものがあります。
クレバスに落ちれば少なくとも10m以上、大抵は底なしで落ちてしまうから、必ず指定した範囲内で滑ることとかるく脅されて滑走開始(笑) 途中、AORAKI/Mt.Cookをはじめとする周囲の景観についての解説や、それぞれがビルほどもある大きさの氷の間にできたトンネルを通ってみたりしながら、標高1560mくらいまで約8kmのラン。前日だってギラギラと太陽に照らされていただろうに、高い標高のおかげか雪質はびっくりするほど柔らかくてスムーズです。
そこから再びセスナに乗り、今度は標高こそ2380mと一本目より低いものの、斜度は先ほどよりも滑りやすそうな広い尾根の上にランディング。そこで雪上にピクニックテーブルをつくり、ガイドさんたちが持ってきたランチが並ぶならぶ。暖かい野菜スープからはじまって、でっかいフライドチキン、サンドイッチ、チョコレートたっぷりのチョコケーキにリンゴにスニッカーズにオレンジジュース。むぅー、そんだけあればふつうに腹いっぱいですヨ。パンフレットに載っていたgenerous picnic lunch(訳:たっぷりのお昼ごはん)に偽りはありません。
昼食後に二本目の滑走。正面にAORAKI/Mt.Cookの東壁と北壁を望みながら、こんどは標高1460mくらいまで9kmほどのロングラン。一本目も二本目も、半分以上はほとんど平坦地でターンもせずに真っ直ぐに滑っているだけでしたが、それですら、新雪に自分だけの二本のレール跡を残すのが楽しくて、実に満足なツアーでした。
ちなみに二本目の滑走のあと、氷河からマウントクック空港まで戻るフライトで、パイロットがぼくを助手席に乗せてくれて最後まで大興奮!たくさんのメーターとスイッチをパチパチと操り、操縦桿を握る姿はじつにカッコいいですね。
ぼくがあまりに興奮していたのを見てか、飛行が安定したらふたりでの記念写真まで撮ってくれ、着陸後に小型機が苦手なほかの参加者のひとから「もう君と小型機に乗るときは絶対に助手席に乗させないよ、操縦中のパイロットと記念撮影するために手放し運転なんてさせるんだから!」と怒られてしまいました(てへw)
空港帰着、15時ちょうど。アドレナリン大放出の急斜面も、パウダー巻き上げテレマークターンもありませんでしたが、AORAKI/Mt.Cookを筆頭に大迫力の3000m級の山々の景観と、透き通る青とまぶしい白銀のTasman氷河だけで十分に大満足な一日でした。
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