今回のPSIAイベントでぼくが一番学んだことを今日ここで最後に書き留めておくことで、今年のPSIA日記の締めとしたいと思います。
"Self-Fulfilling Prophecy"
日本語になおせば「成功の自己暗示をかけることで未来を実現する」とでも言うのでしょうか?専門的には、オイディプス効果、自己成就効果とか呼ぶらしいですね。ここぞという一本を滑るとき、難しいラインをメイクしようとするときに、なにか特定の動作をすることで成功のイメージを自分に植えつける。
例えばCraigさんの場合、世界大会に出場したときや、レッスン中にどうしても完璧な手本を見せなくてはならないときに、斜面をむいた瞬間に意識をラインに集中し、イメージし、「ゴーグルの位置を直して、ストックを2回叩いて、こぶしで一回胸をトンと叩いて」滑り出すらしいです。ちょうどイチロー選手がバッターボックスに入ったときに、必ずあの同じ動作でバットを振り上げるのと同じなのでしょうね。
Craigさんは意識を集中させるトレーニングのために、それ専門のSelf-Fulfilling Prophecyトレーニングプログラムを受けたのだとか。そこで何回も何回も自分がこれまでに出来た最高のパフォーマンスを思い浮かべ、そのイメージをトレーナーに話し、すこしずつ動作とイメージをマッチングさせ、定着させるという手順を踏むのだと言っていました。
最後に胸をトンと叩くのは、Craigさん自身が思う自分の一番良いところが、上体が前に出ていて常にスピードに遅れない体勢をキープできることだからとのことでした。
実際、Craigさんが日曜日の午後に数人をつれてモーグルコースに入ったときは、いつもの陽気な彼とは一転。
それでもぼくたちに説明をしているときはまだ柔らかい雰囲気を残しているのですが、説明を終えて手本を見せるために斜面にむかった瞬間!うしろで滑り出すのをいまかいまかと待っているぼくらにもハッキリとわかるくらい、マジなオーラがCraigさんの背中から感じられたのでした。
それは正直恐くなるくらい。ぼくらは緊張感に包まれ、滑り出したCraigさんの華麗なコブラインを、ただただ唖然と目で追うばかり。
さすがに元テレマークモーグルチャンプの滑りは…… いったいこれの何が難しいのか、まったく疑問に思ってしまうような美しい滑りでした。
モーグルのコツは、
1)フォールラインまっすぐ上から最良のラインを見出す
2)コブを見ながらすべてのターンを滑り出す前にイメージする
3)イメージしたラインを滑りながらターン数を口に出して数えてゆく
4)まったく同じラインを、とにかく何回も何回も、前回よりひとターンでも多くできるように努力する
以上!だそうです。
果たしていつか自分がCraigさんのように滑れるようになるときが来るのか?
未来は神のみぞ知るところですが、ぼくなりの最高のターンをひとつでも多くできるよう、今回のレッスンを忘れずにテクニック&メンタル両面からもっと鍛錬を積んでいこうと思います。
また来年か、そうでなければいつかまた彼らと会ったときに、少しでも自分の良い滑りを見てもらうことができるように……
2009年3月12日木曜日
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