2010年10月17日日曜日

北八ツ縦走レポート

さてさて。前回の日記、具体的になにが起こったのかは、また後日改めてご報告させていただきましょう。
とりあえずは前回の休暇での北八ツ縦走の報告を。

12日
ピラタスロープウェイ〜北横岳ヒュッテ(0.5h)
下界はなかなか良い天気だが、山に登るとガスがかかっていて風も強い。地図では坪庭から北横岳ヒュッテまでは一時間とあるが、実感は鉱泉から中山乗越までといった感じで30分。北横ヒュッテの夕食は食べ放題(に近いたっぷりさ)の桜鍋。つまり馬肉のすき焼きで、それはそれは美味かった。満腹。
基本1人でやっているというオーナーの島立さんも、ポリシーを持って山に対峙し、山小屋を経営している素敵な方であった。

13日
ヒュッテ〜蓼科山〜大河原峠〜双子池〜雨池〜麦草峠〜高見石〜中山峠〜本沢温泉(10.5h)
この日は気合いのロングデー。島立さんに朝弁をつくってもらい、まだ未明の5時に出発。ヒュッテに泊まっていた青年が、山にこだまする犬とも人ともつかぬものの叫び声を気味悪げに訊いてきた。あれぞ彼の有名な「おくやまに もみじふみわけ なく鹿の」声である。この時期、鹿は伴侶を求めてか、すでに相手が見つかった歓びなのか、森中に響きわたる声量で「キャイィーン」と鳴く。
渇水で底を露にした亀甲池で弁当を食い、蓼科山の登りで朝日が昇る。
この日のハイライトは双子池の紅葉であった。噂どおりぶっきらぼうな双子池ヒュッテのご主人自慢の雄池・雌池は赤黄の木々を揺れる水面に写し、容易には離れがたき落ち着いた美しさを造り出していた。
期待していった雨池は、亀甲池同様水面が下がっていて紅葉もイマイチで残念。麦草峠には12時着。滝沢牧場のアイスクリームを食べ、水を補充して高見石に向かう。見晴らしの良い高見石では、学校登山の中学生たちがやたらとヤッホーヤッホー叫んでいて実に賑やかだった。
中山峠まで登った時点で1時半過ぎ。すでに9時間以上歩いてきた疲れに加え、これから天狗岳に登っても東天狗と西天狗を両方ゆっくり見てる時間的余裕もないので、みどり池経由で本沢温泉まで。3時半着。
この日の宿泊客はぼくだけだったので、食事は従業員の人たちと一緒にいただいた。長時間行動後の温泉は最高だ。湯船に浸かっていると、あまりの気持ちよさに気絶するんじゃないかと本気で怖くなって、ほどほどで上がっておいた。

14日
本沢温泉〜東・西天狗岳〜硫黄岳〜横岳〜赤岳〜行者小屋(8.0h?)
本沢を7時半発。白砂新道の稜線直下で、半日休暇で天狗に登りにいっていた本沢の女の子二人に追い付き、東天狗まで三人でブラブラとピクニック気分で歩く。稜線のコケモモももう終わりだ。
東天狗頂上で彼女らと別れたあと西天狗往復。北は昨日登った蓼科山が、南はこれから登る赤岳ははるかに霞んで見える。天狗を下りて、夏沢峠のやまびこ荘で小屋番の緒方さんとココアをいただきながらおしゃべり。宿泊客はおろか通行人すら稀で、ひたすら木彫りをしているが、それにも厭きてきたとか……
そこから硫黄岳に登り返せばあとはもう歩き慣れた道のりで、硫黄岳山荘でお昼をご馳走になり、赤岳天望荘でコーヒーやらおみやげをいただき、赤岳頂上山荘ではスタッフ手焼きのケーキまでいただいて、文三郎道を下ったらもう午後の3時半だった。
行動時間は8時間でも、実際に歩いていたのは半分くらいなものだったろう。

きれいな紅葉も見られたし、これまで行ったことのなかった小屋の人たちともいろいろお話ができて、じつに良い休暇であった。
写真は近日中にupできたらと思います。

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