2010年6月6日日曜日

八ヶ岳開山祭

今日は快晴のなか八ヶ岳開山祭。いわば本格的な登山シーズンの幕開けを飾る山開きのお祭りですね。

お客さんの中には、毎年この開山祭の日程にあわせて(八ヶ岳の開山祭は、毎年6月の最初の日曜日に行われる)泊まりにきていただいている方もいるくらいで、小屋にしてみれば開山祭はGW以来の稼ぎ時。

われらが行者小屋でも、小屋内の宿泊者数こそ近隣の小屋には負けるけど、昨夜のテント泊人数はなんと100人超え!そこそこの広さは誇るうちのテン場でも、昨日ばかりは夏の連休のように本来はテン場ではない森のなかにまで黄色やオレンジのテントが見え隠れしていました。
午後は当然のように受付ラッシュ。支配人がひとり御勝手で客飯の仕込みを頑張っているあいだ、ぼくは受付にかかりきりで小屋泊の受付、テントの受付、売店のお会計に登山道の案内まで…… 落ち着いてイスに腰かけてお茶を飲む暇すらないほどの忙しさです。
そして4時からはそのまま客飯準備になだれ込み。うちの小屋の夕食は18時からで、お客さんの多いときはそのまま翌朝の朝食の準備をしているうちに食べ終わった人たちの食器が戻ってくるので、それらをすべて洗ったらようやく従業員の晩ごはんになるのです。

ようやくやるべきことがすべて終わって、ぼくらの晩ごはんになったのは20時過ぎ。
しかし、やっとゆっくりできると思ったのも束の間……

大半のお客さんは早々に寝静まり、消灯を数分後に控えた20時半。その日一番遅く、夕食スタート後に到着した上にいつまでも食堂でおしゃべりをしていて従業員の不評を買っていた5人パーティーのお客さんが、受付のドアをノックして曰く。
「あのー、明日朝食付きでお願いしたのですが、早めに出発したいのでお弁当に変更を……」

、、、、イ、イマカラデスカァ〜?( ̄○ ̄;)

ぼくも支配人も、ひさびさの忙しさに入りまくっていた気合いを、「すべて終わったぁ!」とたったいまビールとコーラで解いたばかり。思わず顔を見合わせるぼくら。

一瞬口まで出かかった否定の言葉をグッとノドに飲み込み、「分かりました。では朝までに作って置いておきますね」と極力笑顔になるよう努めながら言わせていただきました。

自分たちの遅い夕食が終わり、21時過ぎ。明日も早いからすぐにでも寝たいところを彼らのためにお弁当を作っていると、支配人が一言。
「サービス残業っていっても、うちらは『誰のために』働いているかが分かっているから、幸せだよね」

疲れに効いた一言でした。

今日が開山祭と知っている人も、知らない人も、快晴のなかずいぶんな人出でしたが、どうか皆さん事故なく下山されますように。
ぼくも今日から休暇で下山。東京には帰らず、長野や妙高のあたりをぶらぶらして来ようと思います。

2 件のコメント:

  1. 名古屋のヨコヤマです。お久しぶりです。今は、嫁さんと環境省のパークボランティアをしています(火打)。それより相方が笠が岳山荘に入るんですか。驚きました。当方、20年以上通い
    続けています。山小屋のスタッフはほとんど存じ上げています。今は、オーナーの息子さんが管理人ですが、松田さんには大変お世話になっています。今年も秋に行くつもりです。

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  2. >yokoyamaさん
    おひさしぶりです~!というか返信が遅くなりました(--;)
    いやーしかし、よりによって笠ヶ岳山荘とは驚きです。ぼくも今回はじめて行ってみましたが、良い小屋ですね。
    ぜひ夏になったら、うちの相方を激励に行ってやってくださいね(^^)

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