開山祭を今週末にひかえた八ヶ岳ですが、山はまだまだ残雪豊かに、日によっては日中でもみぞれや雹が降ったりもしています。
朝起きて、白い息を吐きながら手を擦り合わせて外にでてみると、2899mの主峰赤岳が夜のうちにうっすらと薄雪をまとっていつになく荘厳な姿を見せており、カッコいいやらいい加減暖かくなってくれないのかと溜め息漏れるやら、小屋番としてはやや複雑な心境です。
週末以外泊まりのお客さんはほとんどいないといえど、この時期は案外夏に向けた作業で忙しく、ぼくも今週は館内の布団のカバー交換(100枚以上!)や外デッキの屋根の張り替えなどに精を出しています。
でもでもやっぱりたまには山にも登りたくなるもの。今日はのんびり日半日休憩をいただいたので、最近お客さんから電話問い合わせの多い中岳道の様子を偵察してきました。
行者小屋→中岳道→阿弥陀岳→中岳沢→行者
夏のあいだは鎖場などもなく心地よい山歩きが楽しめる中岳道ですが、樹林帯のなかをつづら折れに登ってゆく道ゆえに、積雪期は通行不可になります。そのかわり、冬季は中岳沢を沢筋に直登していくルートが採られます。
毎年残雪のこの時期は、夏道が良いのか、冬道が良いのか、雪の残り具合に左右されて判断の難しいところです。
結論からいうと、まだ冬道が正解。ただし雪歩きに慣れていない初心者(が阿弥陀に登りたい場合)は、中岳沢でも中岳道でもなく、少し遠回りにはなりますが文三郎尾根の登山道を使ってください。
最近は気温の上がらない日が多く、沢上部の雪は意外と固いので、底の軟らかいトレッキングシューズではキックステップができずに恐い思いをすることになると思います。もちろん軽アイゼン以上は必須。ぼくは4本刃+ダブルストックで行きましたが、雪や斜度に慣れてない人は4本でも恐いかも。
そのかわり、沢筋の雪は文三郎と中岳道の分岐までしっかり詰まっているため、下りは巧いこと「滑れる」人ならコルから行者まで10分で下れます。
この情報は6月3日現在です。
また時間が経てばそれに応じて状況も変化しますので、最新の情報が欲しい方は直接近隣の小屋まで(行者・090-4740-3808)お電話くださいね♪


0 件のコメント:
コメントを投稿