現在ぼくと相方こたろうは、美しいビーチにほど近い、街道沿いのちいさなちいさな町、タカカのKiwiana Hostelというバックパッカーズにいます。ここで数日前から、部屋の清掃やレセプションなどの仕事をする代わりに、無料で宿泊をさせてもらうエクスチェンジの仕事をはじめました。まだ正確な最終日は決めておりませんが、少なくとも一ヶ月間はここに滞在するつもりです。

本当はフルーツピッキングなどの仕事で、ガッツリ稼ぐ、というのが目的だったのは前回までに書いたことですが、「流れには流されろ」的スタンスの我々は、(またもや!)当初の目的からは外れて、お金にはならない道を選んでしまったのです。
それでも、ちゃんと仕事は探したんですよ。ネルソンをでてモツエカという町で、ギンギンに南国(南半球だから北国か……)の日に照らされながら、宿で借りた自転車をこいで朝から夕方まで一日中。近隣の果樹園を訪ね歩いて、リンゴ、キウイ、ホップ、イチゴ、、、果樹園と見るやオフィスにいって「仕事はありませんか?」と尋ねてまわる。作業している人にオフィスの場所を訊いたら、あまりに広大な敷地のむこうに3km先だと言われたり、出会った地元のひとが親切にも、自分も過去にお世話になったというオススメの果樹園を教えてくれたり。
さんざん走りまわったけれど、今年は全体的に収穫の時期が遅れている(らしい)ということもあり、仕事はまったく見つからなかったのです。それに話を聞いていると、すでに働いているひとたちは、皆何カ月も前から「予約」を入れてきたのだとか……
噂には聞いていたけど、実際は行けばなんとかなるでしょ、なんて甘い期待ももっていたぼくら。
さて、それではどうしよう?
次の月曜日まで待てば各果樹園でいっせいに収穫作業が始まるらしいから、それまで待ってから改めて探してみようか。
でも、それまでの数日間をただボーっと過ごしているのもなんだかなぁ。
それじゃ、ちょっと天気はイマイチそうだけど、このヒマな時間をつかって、またまたグレート・ウォークのひとつであるエイベル・タズマン国立公園のコースト・トラックでも歩いてみるか!タカカに下山して、またバスでモツエカに戻ってくれば、ちょうど収穫もはじまった頃でしょう。
と、いうことに決まったのです。
コースト・トラックのことはまた次回にゆっくり書くとして、タカカに下山してきたぼくらは、ミルフォードのときと同じく下山翌日にシーカヤック・ツアーに参加したのですが、、、
これが素晴らしかった!!!!
コースト・トラックで半分以上を曇天か雨に降られたぼくらにとって、「さんさんと陽光が降りそそぐ中を穏やかな透きとおる青碧色の海に遊ぶ」という、まさにエイベル・タズマン国立公園的イメージを初めて満たしてくれたゴールデンベイ・カヤックのシーカヤック・ツアー。
海の美しさはもちろん、日本人ガイドのシホさんによる分かりやすい日本語ガイド。海中を泳ぐエイや、ガイドさんも滅多に見ることはないというオルカ(シャチ)の姿も見られて、さらに他にだれもいないプライベート・ビーチでの贅沢なティータイム。これ以上言うことはない半日ツアーだったのに、最後にはオフィスで美味しいランチまでご馳走になってしまい、この時点でタカカという街の好感度は最高点。
午後に街に戻ってきて、このKiwiana Hostelで暖かいシャワーを浴びていたら、ちょうど一ヶ月以上のエクスチェンジを1人か2人探していたココで、無給ではあるけれど「良いではないか」という気分になってしまったわけです。


そんな経緯で、日々午前中は宿の館内や庭を掃除。仕事が少ない日はオーナー宅の掃除やワンちゃんのお散歩をお願いされたりもしますが、まぁそんなのも含めて労働をし、午後は街(といっても街道沿いの両脇に数百メートルほどだけですが)をブラブラしたり、宿の自転車で遠出をしてみたり。
周辺には透明度国内ナンバーワンの泉があったり、巨大な洞窟があったりと、海以外にも見どころがたくさんあるようなので、そのへんもそのうち載せていけたらと思います。
でもとりあえずは、エイベル・タズマン国立公園「コースト・トラック」がまた次回ということで!


