2009年4月22日水曜日

高谷池ヒュッテ小屋開きツアー No.2

つづき♪

18日 土曜日

早めに起きて明け方の星空でも狙ってみるかとか話しておきながら、心地よい布団に眼が覚めてみれば、外はすっかり明るくなった午前5時半過ぎ。小屋のすぐ東側に稜線をかまえる行者小屋では、小屋開け後しばらくは6時の朝食の時間帯でも薄暗いというのに、その立地条件によってこうも朝が違うものかと驚くばかりです。
朝食は小屋の自炊部屋で棒ラーメン。いやそれにしても、ここまで自炊部屋の充実している山小屋は初めてお目にかかりました。大きさの違う数々の鍋、やかん、フライパンからガスコンロに食器に、食後のコーヒー(これは有料)まで!夜はカレーorハヤシライス、朝は中華丼という客飯のレパートリーの少なさを十分に補ってくれる設備ですね。常連の方はみな自炊というのも納得で、朝からフライパンで焼ソバをつくっているグループもありましたよ。

朝食後は荷物をまとめて小屋をチェックアウト。当初は午前中にまた雪堀りのお手伝いをして、午後、火打山に行こうと話をしていたのですが、今回ガイド役のYさんの提案で午前中のうちに登ることに。結果としてはこれが正解。滑るときは雪面が固すぎず、腐ってやわらかすぎずのナイスコンディションを楽しむことができました。
ルートはほぼ夏道どおりで、高谷池から緩い尾根をのっこし天狗の庭へ。そこから稜線をトラバースしつつ高度をあげて、雷鳥平を経て火打山というもの。写真を見てもわかるように、ルート中どこもかしこも広々としたオープンバーンとなっており、途中、誘惑に負けた(?)Yさんはヒャホ~と下に滑っていったまま戻らず(あとで聞いたら、滑ったはいいもののシールを持っていなかったため急斜面が登れずに引き返したらしい)、シール歩行の経験浅い相方はトラバースで苦戦し、頂上付近は顔を風上に向けるのも難儀なほどの強風だったりと、なかなか甘いアメに手が届かないような行程でしたが、二時間弱をかけようやく火打山の山頂に到着。
春霞を透して遠方を望めば、意外と大きくそびえる富士山や、我らが八ヶ岳連峰までしっかり確認できるじゃないですか。そして風は強くとも太陽がこれでもかと照りつける山頂であたたかいお茶とオヤツをほお張り、準備を整えたら、いよいよ滑走開始!













、、、っっひゃっほ~~~ぅと!!

ちなみに上がMさん夫妻、下が相方、ぼくですね。
最初が特に急ですが、登りながら「何もない」斜面であることは確認してるので飛び込むのにも安心感があります。テレマーク一年生の相方も、空身とはいえなかなかイイ滑りをするじゃないですか。
一時間かけて登った斜面も、滑ってしまえばわずか十分。適度なとこでトラバースし、登ったり滑ったりしながら小屋まで戻ってきたのでした。

空腹感を訴える胃のなかに、魚肉ソーセージとおつまみラーメン&柿の種mixのお昼を放り込んだら、次は今晩の宿、テントの設営。
ぼくの相方は雪中泊が初めてだというし、ぼくも久しく雪山テント泊をしていなかったため、事前に天気が良さそうならやってみようかと計画していたのです。といってもどちらも冬用テントをもっているわけではないし、相方に至っては3シーズンシュラフしかないというお粗末っぷり(汗) まぁ十分に着込んで寝れば死にはしないでしょと高をくくって、なにはともあれテント周りの風避けだけはしっかりしようと、ふたりでテン場作りに勤しんだのでした。で、出来たのがこれ↓↓


目算でやってたら風避け内の床面積がぎりぎりになってしまったのですが、テント入り口の真正面に、食事を作りながら北アルプスが覗ける展望窓つき♪張綱も落ちていた小枝で雪壁に埋め込み、テントも固定。夜中のテントを揺さぶる強風にも耐え、中にBD製のLEDランタンを吊るせば外が暗くなってもヘッドライト要らずの快適な宿でした。

テント設営後は、みんなで小屋の風呂場掘りのお手伝い。「もう出られないかもしれないと思った」(本人談)ほど深い場所で奮闘していたMさんの旦那さんと、勢い余ってスノーダンプをぶっ飛ばすほど奮闘していたMさんの奥さんが印象的でした(笑)途中からはMBSSツアーとしてお客さんをつれてきたビルさんも加わり、ビールを飲みつつひなたぼっこしつつ、笑いつつ、親しい人たちとの愉快な小屋開き作業でした。
テントでの夕食後はそのまま寝てしまいたいくらいの疲労感を感じつつも、小屋で宴会をしているはずのビルさんらを訪問。Mさんの美味しいパスタやビルさんのチーズなどに舌鼓を打ちながら、消灯の9時ぎりぎりまで会話が弾んだのでした。

またまた、つづく

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