2009年2月16日月曜日

三田原山ツアー



昨日15日は三田原山ツアー。この日はもともと赤倉山の予定だったのですが、あまりの積雪量の少なさに苦痛なほど枝藪が出ていることが予想されたため、登り下りが長くて大変になるもののこっちのほうがより快適な滑りが楽しめるだろうと変更になったのでした。

参加者はスノーボーダーの団体10名に、個別に申込をしてきたスキーヤー5名。メインガイドがいつものビルさんで、サポートにぼくと、もうひとりのスクールスタッフの大江さんの合計18名のいつにない大所帯。

ゴンドラと高速リフトを乗り継いで杉ノ原スキー場の最上部(1860m)に出て、そこから各自スノーシューやシールをつけ出発。
昨シーズンにかなり大きな雪崩による被害やBCボーダーの遭難者が出たため、今年はスキー場とエリア外の境界を示すロープとエリア外自己責任を明記した看板が立てられていました。「看板の内容を完全に理解した上で、意図的にロープをくぐってBCに出ていますよ~」という意識を持たせるための有効な手段ですね。スキー場からのBCとして早くから人気のあったニセコでは、BCに出るためにバーを「手前に」引かないと通れないゲートが設置されています。
ルートは出発地点からちょっと登ったところで、昨シーズン雪崩事故が発生した深い沢をトラバース。対岸斜面でも小さな沢をいくつか横切ったらあとは三田原の広い斜面となり、ひたすら上へ詰めて標高2300mの妙高山外輪を目指すのみ。天気はよく晴れているものの、上部は風が強くて斜面はカリカリ。そして滑りはじめると中腹以下はざっくざくの重たいザラメという、雪質的にはなかなか大変なツアーでした。

、、、とあっさりやってしまうのは、今回のツアーに問題があり、そっちをしっかり記しておきたかったから。

その原因のひとつとして、うちのスクールとしては珍しい大人数だったということ。うちにはツアーのトップとラスト用に無線が二つあるのですが、その一つが不調でよく知らぬ間に電源が切れてしまうのです。
それでも普段は多くて総勢6~7のためどんな状況でもパーティーが分散することはなかったのですが、今回は登りの途中でひとり(とサポートの大江さん)がシール不調で離脱し、さらに下りでも細板で来ていたお客さんが全体についていけず、ついていたぼくと二人で本体から離れてしまったことがあったのでした。そうなると各グループ同士の連絡は、無線が使えない以上、近距離なら笛か、そうでなければ携帯のみ。しかし携帯電話は山岳地帯において、必ずしも電波があるとは限らないのです。それぞれのスタッフに下山のためのルートファインディングに自信があっても、ひとつのパーティーとしては問題ですよね。

もうひとつは安全のための装備や保険。人数が増えると、どうしても出発時にバタバタしてしまうもの。
今回も入山地点まできて、ひとりがスコップ忘れ、二人がビーコンなしが発覚。BCに入る人にとって、最低限ビーコン、スコップ、ゾンデは常識であってほしいし、持っていないひと用のレンタルだってあるんです。今年からTAJ公認校であっても、ゲレンデ、BCに限らずお客さんに対しては保険がかけられなくなってしまい、ますます自己責任で山岳保険への加入が必要になってきているというのも、ぼくらガイド側にとっては頭の痛い問題です。

今回は幸いにも怪我や事故なく途中で全員合流していっしょに下りてこられましたが、今後も同じ状況はきっと出てくるはず。最近はとくにスノーボードでBCに出たいというグループが多いですから、これからのためにビルさんやスクールのオーナーも交えて、早急な対策を協議できたらと思います。

とりあえず無線ははやいとこ修理に出してほしいですね(--;)
皆さんも装備や安全対策は抜かりなく!

2 件のコメント:

  1. どーも宮寺です。
    お邪魔してます。
    大所帯のツアーは大変そうですね。

    PSIAチェックしました。
    3月7、8日は…
    テレ○くり予約しちゃったよおー…
    クレイグには会いたいし六日は仕事で…
    さよならパーティーはあるのかな?

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  2. >宮寺さん
    コメントありがとうございます!
    やっぱりて・まくりを予約されちゃいましたか(--;)なにせイベントの規模が違いすぎて、今回はそちらの影にかすんでしまいそうです……
    いまのところ、さよならパーティー的なものは企画されてないですね。また昨年のようにPSIAでご一緒できたら嬉しいのですが(T-T)

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