2010年5月11日火曜日

主稜線縦走

ゴールデンウィークも終わり、山は一年のなかでも特に静かな時期を迎えました。毎年この時期は冬山クライマーには雪が少なく、また軟らかすぎて歩きにくいだけだし、逆に夏山ハイカーには残雪が多すぎて登れないんですね。
宿泊客はおろか登山道を歩いている人影もほとんど見ない、そんな日々が一ヶ月ほどつづいて、6月あたまの開山祭の頃になるとぼちぼち咲きだす高山植物を目当てにまた登山客が戻ってくるのが、だいたい毎年の流れになります。6月も半ばになると登山道上の雪も完全になくなってあとは沢筋にわずかな雪渓が残るだけとなり、それも7月には完全に解けて、山は本格的な夏山シーズンを迎えます。

今年もいつものように小屋にスキー板を背負いあげたのですが、今年は例年よりぼくの小屋入りが遅かったために雪が少なく、ついに山を滑れたのは一回だけのまま終わってしまいそうです。
もう雪も気温でベチャベチャだし、滑るのに気持ちよい沢筋はそろそろ雪崩が恐い時期ですからね。

そのかわり、といってはなんですが、今日は支配人から「一日のんびり日!」の宣言をいただいたので、じつにぼくが小屋入りした年(つまり今から三年前?)以来となる残雪の南八ヶ岳縦走をしてきました!
手足にはストックとスキー板の代わりにピッケルとアイゼン。主稜線の縦走は一年以上のブランクがある上、本格的な冬山ではないとはいえ岩と氷雪の混じる登山道。本当に一人で行って大丈夫なのか?と心配つつも、周りの山小屋への挨拶なぞもしながらまぁとにかく行ってみたら、あっさり五時間ほどで行者小屋基点の一周できてしまいました(^^;
ホント、八ヶ岳のお手軽サイズっぷりには助かります。笑

ちなみに昨日現在の登山道状況は、稜線部では半分以上(とくに硫黄岳周辺は)雪が解けていますが、稜線上の一部と樹林帯は全体的に硬くしまった雪が残っているので、12本刃である必要はなくとも、まだまだアイゼン・ピッケルは必携です。

といっても、夕方からは雪が降りだしたので、またこれで登山道の状況もだいぶ変わってしまうでしょう。
この時期に山に入ろうという奇特な皆さんは、入山前に山小屋などに電話して、山の最新情報をゲットしておいてくださいね♪

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